ポイントカードマーケティングは、大きく「お店独自で管理するハウスポイント」「加盟して参加する共通ポイント」の2つの仕組みに分けることができます。共通ポイントカードは、加盟店本部が発行するポイントシステムに参加して、お店で使えるようにするシステムのことを言います。

一方でお店独自で管理するハウスポイントカードは、加盟店本部の影響力が得られないので、全て個店で管理していかなければなりませんし、ポイントの仕組みもしっかり理解する必要があります。ただし、その代わり共通ポイントカードと違って費用がそこまで掛からないといったメリットがあります。

​共通ポイントカードは、経費が掛かりすぎてしまうデメリットがあるため、システムを理解しないで導入してしまうと返って赤字になるので注意が必要です。

​共通・ハウスポイントカード|メリット・デメリット

​共通ポイントカードについて

共通ポイントカードは、大手加盟店本部の下で、そのポイントを共有しながら発行するサービスです。この共通ポイントカードのメリットは「加盟店側が顧客情報やその仕組みを管理しなくて済む」ところにあります。

全て大手加盟店本部で管理してくれますので、ポイントカードマーケティングに関してそこまで知識がなくても始められます。しかし共通ポイントカードのデメリットはポイント運営の負担金がかかりすぎてしまう点にあります。

  • ポイント運営の管理は全て加盟店本部が行う。
  • ​1ポイント発行ごとに2円の負担金が掛かる。
  • ​お店の還元ポイントは加盟店本部が負担。
  • お店のポイント還元率が低いと赤字になる​。
  • 顧客情報は、お店のものにならない。​

​※途中で共通ポイントカードをやめても、顧客リストはお店のものになりませんので注意が必要です。

​※お店のポイント還元率が全体の80%以上を占めていなければ、あまり利用する意味がなくなってしまうので注意が必要です。

​ハウスポイントカードについて

「ハウスポイントカード」とは、自分のお店でポイント発行を管理する仕組みのことを差します。ハウスポイントカードは、共通ポイントカードのような大手加盟店本部の影響力を得られないのに対し、費用が大幅に抑えることができます。ですので長期的にその仕組みを利用していくのであればメリットは高いです。

  • 自分でポイント運営を管理しないといけない。
  • ​ポイント負担額・費用が安い。
  • 顧客情報は、お店のものになる。​

​※しっかりとポイントマーケティングを活用したいのであれば、ハウスポイントカードがおすすめです。

共通・ハウスポイントカードの負担額(ポイント発行・還元)|比較

共通・ハウスポイントカードそれぞれ比較し、どちらがお店にとってお得なのか、負担額から把握していただければ幸いです。ポイントカードマーケティングを長期的に行うのであれば、ハウスポイントがお得です。この比較でわかっていただけるかと思います。

  • 月の来店数|1000人
  • 月の売上高|300万円
  • ポイント発行|1%
  • お客様のポイント還元率|全体の60%

売上高300万|共通・ハウス負担額(ポイント発行・還元)の例

  • ポイント発行負担(2%):60,000円
  • ポイント還元(戻り):18,000円(加盟店本部が負担)
  • 実質負担額:
    60,000-18,000=42,000円
  • ポイント発行負担:0円
  • ポイント還元負担:18,000円​

共通よりハウス型|ポイントカードはシーエスシステムズがおすすめ

確かに共通ポイントカードは、加盟するだけで簡単にサービスを利用できるので便利です。しかしお店でポイントが支払われないと、販促効果が得られないだけではなく、費用も高くなってしまうので、導入するメリットが薄くならないよう注意が必要です。

​そのためハウスポイントカードの方が、自分で管理しなければならないデメリットを除けば、失敗しにくいと思います。ポイントマーケティングは、費用を抑えて運営するのが基本で、自分のお店ではどれが向いているのか理解する必要があります。

​シーエスシステムズでは、固定客や高齢者層が多いお店に適したポイントカードシステムをご提供しております。磁気のポイントカードシステムを利用することで、固定客1人当たりの費用を大幅に削減することができます。ポイントサービスの中で、費用対効果が高いシステムの1つといえるでしょう。

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